11/26(木)に放送した 「さとう広典の気になる数字」で、「中国・四国地方の来年卒業予定の大卒内定率が、昨年と比べて10.4ポイント減少した問題」について、お話しました。以下のリンクから、ぜひ聴いて下さい。
厚生労働省の調査では、10月1日時点で「中国・四国地方の大卒内定率」は59.7%でした。これは、昨年の10月1日時点の内定率、70.1%から10.4ポイント急落している事がわかります。
他の地域と比べると、中国・四国地方の59.7%という数値は、他の地域と比べても低い数値です。
北海道・東北は64.2%、関東74.4%、中部67.9%、近畿71.5%、九州64.4%なんですね。中国・四国地方だけが50%台まで落ち込んでおります。
このままでは、中国・四国地方の学生が就職先を求めて、他地域に出てしまいますから、根本的な雇用対策をするべきです。
短期的な措置ではありますが、中国四国地方の地方自治体が、独自に中小企業への新卒雇用の補助金を出す事が必要だと思います。大恐慌ですから、雇用を守る為には、国も地方自治体も全力を出す必要があります。
同時に、長期的に、中国四国地方に雇用を増やすような、工場誘致等の設備投資をした企業には、補助金を大きく出すといった取り組みをして、設備投資の呼び水にして頂くような施策や取り組みを地方自治体には積極的に行って頂きたいと思います。
また、企業が、インターネットを使った面接を増やしております。ネット面接の補助金を出したり、ノウハウを指導して、企業のネット採用を後押しすべきです。
福山に帰ってこなくても、面接を受ける事ができますから、他地域から福山市に学生を誘致できるように、自治体が積極的に広報活動を行う事も有効だと思います。
来年の就活は、今年、就活が決まらなかった学生さん達が、来年も就活をすると、倍率が上がりますから、さらに厳しい就職状況になってしまいます。
また、来年度の就職活動はさらに早くなりそうです。と言いますのは、政府の方針で「就活スケジュールの策定主体」が経団連から政府に変わりましたので、就活解禁日を守らない企業はさらに増加して、就活が前倒しされる見通しです。
ただ、コロナ感染の状況次第で募集日程が大幅に変わる可能性もあります。
2021年春に卒業予定の大学生と大学院生に対する企業求人数が、前年と比べて15.1%減の68万3000人と急減すると報道されております。これは、リクルートワークス研究所のデータです。
大幅に採用数が減るわけですから、非常に厳しい状況です。
就活について、就活をされている学生さん達への私なりのアドバイスが2つあります。
1つ目は、労働組合のある企業は、働く皆さんの権利を守ってもらえますから、就職先として、労働組合のある企業を選ぶ事をおすすめします。
2つ目に、最近では、新卒一括採用以外の就職の道も増えていますから、「新卒で就職できなかったらもうだめだ」という風には考えないでほしいということです。希望の職業や職種につけなくても、自分の意外な適性に気付けるかもしれませんし、中途採用も増えていますので、色んな可能性があります。
私の同級生を見ると、2,3回転職している人もいます。
スキルを磨いて、希望の業界や会社を目指すという選択肢もあるという事も知って頂きたいですね。
就活をされている学生の皆さん、頑張って下さい!
〇FMふくやまで、毎週木曜朝7:50頃から「さとう広典の気になる数字」を放送しています。これからも、皆さんと一緒に、数字を切り口に色々な問題を考えていきます。
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