都議会レポート2010秋・冬

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都議会レポート2010秋・冬

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税金の無駄のない適正な医療提供をしていくために ―― 1 都立3病院のPFI事業について、さとう広典都議の指摘と提案 ―― 2

税金の無駄のない適正な医療提供をしていくために
さとう広典都議会議員が、平成22年9月の都議会本会議、一般質問で、都立3病院の PFI事業について提言しました。あまり、聞きなれない言葉ですが、PFIとは、Private Finance Initiative (プライベート・ ファイナンス・イニシアティブ)の略で、公共施設などの建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び、技術的能力を活用して 行う、新しい手法のことです。

低廉かつ良質な公共サービスが提供されるなど、この制度の導入により期待される効果がある一方、制度面の不備、不透明性から問題点も指摘されています。今回の一般質問ではさとう広典都議が、このPFI事業の問題改善を提言しました。
東京都は、都立3病院にて、契約総額5087億円のPFI事業を実施しています。この制度は、都が特別目的会社(SPC)と契約しSPCが様々な協力業者(建設、警備、掃除、滅菌、運営など)と契約して、事業を実施する仕組みです。

都立3病院のPFI事業について、さとう広典都議の指摘と提案
  1. 共同購入の提案

    契約総額5087億円の都立3病院のPFI事業で、「薬品や診療材料」の購入は2283億円(予定価格の総額)にものぼります。その契約は、3病院ごとにSPCと契約しており、薬の価格も異なります。従来の都立病院では、共同購入しており、まとめて一度に購入することで、スケールメリットを発揮した調達をしていました。2283億円にものぼる契約ですから、税金の支出を安くする工夫が必要と考え、さとう広典都議は、都がSPCに指導し、共同購入をすべきと提案しました。。

  2. 差額の厳正化

    3事業の、「薬品や診療材料」の購入は2283億円の契約ですが、SPCから提示のあった「事業者提案金額」よりも安い「調達金額」で購入ができた場合には、差額は、都とSPCが半分ずつ分けあうという契約になっておりました。3事業の事業総額5087億円のうち、45%にあたる2283億円(予定価格の総額)もの契約で、「事業者提案金額」と「調達金額」との差額が発生するわけですから、今回の3事業や、今後 都が行うPFI事業の差額の扱いを厳正にすべきであると、さとう広典都議が提案しました。

  3. SPCと協力企業の契約の公開を

    今回の3事業では、議会には都とSPCの契約内容しか出てきません。しかも、契約総額が5087億円にものぼるにもかかわらず、議案としては、各PFI事業の3契約しか、議会には出てきませんでした。 「内部監査」や「包括外部監査」の対象となるのは、都の「病院経営本部」の事業運営のみであり、SPCは対象外です。都でもPFI事業がふえていることもあり、「SPCと協力企業の契約を監視できるような契約内容に変えるべき。」と、提案しました。具体的には、3事業の調達において、「事業者提案金額」と「調達金額」を、議会に提示し検証すべきと提案しました。

  4. PFI事業の検討を慎重に行うべき

    都では、予定価格が50億円以上になる施設整備事業については、民活手法の妥当性について検討するために、「民活手法検討委員会」に付議を行うこととなっています。しかしながら、今の制度のまま、PFI事業を実施することは、「差額の分配方法の問題」や「SPCと協力企業との契約」といった、都民から見て、不透明な契約が増えることを意味しているわけです。都民に対して、契約内容が公開されるような制度改善が実施されるまでは、現在、50億円以上になる施設整備事業が、自動的に「民活手法検討委員会」に付議する仕組みを見直すべきと提案しました。

    都立3病院のPFI事業は、建設や医療器械調達などといった医療の周辺支援業務の活用にとどまっています。医療現場で最も重要なことは、医療の質を高めることです。医師や看護師といった人的資産にも適正な予算を割くことにより、皆さんが必要な治療、サービスを受けることができるよう環境を整備していくことが必要です。これからも、適正で良質な医療を提供していけるよう、さとう広典都議会議員が、引き続き、提案を行って参ります。